舞台機構調整技能士(音響)の学科試験対策
ホールやライブ会場の音響スタッフの技能を認定する国家検定です。受検する級を選んで、一問一答ドリルと実践テストで対策しましょう。
級を選ぶ
どんな資格?
舞台機構調整技能士は、演劇・コンサート・式典などで、マイクやスピーカー、ミキサーなどの音響設備を扱う技能を認定する資格です。技能検定(国家検定)の1つで、1級・2級・3級があります。音響の専門学校では、在学中の取得を目標にしているところもあります。
令和6年度の受検申請者は1,329人でした(厚生労働省「技能検定の実施状況」)。
学科試験の形式と合格基準
| 等級 | 出題形式 | 問題数 |
|---|---|---|
| 1級・2級 | 真偽法(○×)+多肢択一法 | 25問+25問=50問 |
| 3級 | 真偽法(○×) | 30問 |
- 合格基準:100点満点で、原則として学科試験は65点以上、実技試験は60点以上
- 学科試験の受検手数料:3,100円が目安(都道府県によって異なる場合があります)
- 実施時期:令和7年度は、3級が前期、1級・2級が後期に実施されました
過去の合格率
平均 約48%
0%50%100%
およそ38〜55%(令和4年度 51.6%、令和5年度 37.7%、令和6年度 54.7%)
全級(1〜3級)を合わせた数値で、学科と実技の両方に合格した人の割合です(合格者数÷受検申請者数)。級別の数値は公表されていません。出典:厚生労働省「技能検定の実施状況」
受検資格や日程は等級・年度・都道府県によって変わります。受検する都道府県の職業能力開発協会で必ず確認してください。
出題範囲(試験科目)
厚生労働省の試験基準では、学科試験は次の5科目から出題されます。
| 科目 | 主な内容 |
|---|---|
| 舞台一般 | 催物・劇場・舞台の種類(プロセニアム、アリーナなど)、音響以外の舞台設備(舞台機構・照明・映像)、舞台用語 |
| 音響機構調整法 | 音響の基礎知識、室内音響と測定、音源(声・楽器・効果音)、音響機器の構造と用途、故障と応急措置、ミキシング技術 |
| 電気 | 電気・電子の基礎理論、デジタル、電源設備と電気計器 |
| 関係法規 | 興行場法、消防法、電波法、特許法、意匠法、著作権法などのうち舞台機構調整に関する部分 |
| 安全衛生 | 舞台作業に伴う安全衛生、労働安全衛生法関係法令 |
試験基準では、同じ項目でも級によって求められる知識の程度が違います(例:舞台用語は3級が「概略」、1級・2級は「詳細」)。当サイトの問題も、この程度に合わせて級ごとに分けています。ドリルでは「音響機構調整法」を音響の基礎・室内音響・音源・音響機器・ミキシングに分けて表示しています。
勉強のすすめ方
- 音響の基礎と音響機器から固める:出題範囲がいちばん広い「音響機構調整法」の土台です。dBの計算や音速・波長の計算は確実に解けるようにします。
- 舞台用語は意味を説明できるように:上手・下手、バミる、ゲネプロなど、現場の言葉が問われます。
- 電気は公式を3つ覚える:オームの法則、電力、スピーカーの合成インピーダンスで多くの計算問題に対応できます。
- 法規と安全衛生は○×で取りこぼさない:範囲は広いですが、舞台作業に関わる部分に絞って覚えます。
- 仕上げに公式の過去問を解く:技能検定試験問題公開サイトで、直近3年分の試験問題を閲覧できます(舞台機構調整は、1・2級が後期、3級が前期の一覧に掲載)。